🌿 モンゴルの草原が育む保存食
「マンギル(Мангир)」
マンギル(Мангир)は、ネギやニンニクの仲間に属する多年草で、モンゴルの草原に自生しています。 夏になると淡い紫色の花を咲かせ、草原にさわやかな香りを漂わせます。
学名:Allium senescens
🌱 マンギルとは?
モンゴルでは古くから食用として利用され、 「マンギル(Мангир)」「ヒジール・ソンギノ(Хижээл сонгино)」 「スルーン・ソンギノ(Шулуун сонгино)」などの名前でも呼ばれています。
🏕️ モンゴルの家庭に欠かせない保存食
私たちの家では、モンゴルに移り住んでから毎年夏になるとマンギルを採集しています。 毎年約1〜1.5リットル分を塩漬けにして保存し、秋・冬・春にかけて少しずつ食べます。
さらに「сорс(ソルス)」という乾燥調味料も作り、一年中料理に活用しています。 長年続けているうちに、「家族が一年食べる量」が自然と分かるようになりました。
🌿 豊富な栄養
- ビタミンC
- カロテン
- カルシウム
- リン
- 香り成分を含む精油
昔からモンゴルでは、体力をつける、食欲を高める、消化を助ける、 ビタミンを補うための大切な食材として利用されてきました。
🌸 モンゴル伝統医学では
『モンゴル伝統医の書』によれば、マンギルは血行を促し、 肌を美しく保ち、目の輝きを良くし、若々しさを保つ食材として伝えられています。
※これは伝統的な考え方であり、医学的効能を保証するものではありません。
🥣 どうやって食べるの?
モンゴルでは、マンギルを塩漬け、乾燥保存、調味料、スープの具材として利用します。 温かいスープに入れると、草原の香りが広がり、とてもおいしくなります。
🌿 ソルス(сорс)とは?
ソルスは、マンギルを細かく刻み、乾燥させて作る伝統的な保存調味料です。 粉末状にして、スープや肉料理に振りかけて使います。
🌎 自然と共に生きる知恵
モンゴルでは昔から、「必要な分だけ採り、来年も育つように残す」 という考え方が大切にされてきました。
マンギルについて知り、次の世代へ伝えていくことは、草原の自然を守ることにもつながります。 草原の恵みに感謝しながら、これからも大切に受け継いでいきたい文化のひとつです。



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