懐かしきモンゴル語スピーチ発表会の記録

受賞者たちと審査員の皆さん

数年前、私たちはモンゴル語スピーチ発表会という場で集まり、学びの成果を分かち合いました。
そのときにはるばる大阪から駆けつけた大学生が堂々としたスピーチを披露し、翌年には東京外国語大学の学部生が優勝を果たすなど、若い世代の力が未来へとつながっていくことを実感しました。
参加者の一人ひとりが、自分なりの言葉を探し、緊張しながらも声に出す姿は本当に美しく、聞く人の胸に深く刻まれるものでした。

また、審査員の先生方がモンゴル語で詩を朗読してくださったとき、会場は一瞬にしてモンゴルの大草原へと変わりました。
風が吹き抜け、遠くに馬のいななきや川の音が聞こえてくるようで、その場にいた全員が同じ空気を共有し、心から感動しました。
学習者も観客も、言葉の力がもたらす不思議な体験を共有できたあの瞬間は、今も鮮やかに心に残っています。

その後、私たちは少しずつ集まる機会を失い、私自身も以前のように活動に熱心でなくなっていったのは事実です。
けれども、こうして記録を形にし、一冊の詩集『Монголын яруу найраг(モンゴルの詩)』を残すことができたのは本当に良かったと今あらためて思います。
本を開けば、あの日の声や表情がよみがえり、あの時にしか生まれなかった空気が流れ込んできます。

とにかく楽しく、懐かしく、そして美しい時間でした。
共にその場をつくり上げてくださった皆さんに、心から感謝の気持ちを述べたいと思います。
この記録がこれからモンゴル語を学ぶ方々への励みとなり、また新しい出会いへとつながっていくことを願っています。

― モンゴル語教室ノタック 代表 アリウナ