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『ヤルゴイ』が生まれた経緯――教室での学びと出会いから生まれた一冊

ノタックの本棚①

ページをめくると草原の風

『ヤルゴイ』改訂版のご紹介

草原の花と子馬から始まるモンゴル語

先日、台湾から『Mongolian Grammar 1』を購入したいというお問い合わせをいただきました。

日本だけでなく、海外からもノタックの教材に関心を持っていただけることを、とてもうれしく思っています。

そこで今回から、ノタックショップで販売している本を一冊ずつ紹介するシリーズを始めます。

第1回目にご紹介するのは、『ヤルゴイ』改訂版です。

ヤルゴイとは

ヤルゴイは、モンゴルの草原に春を告げる花の名前です。

雪解けの大地にいち早く顔を出し、長い冬の終わりと春の訪れを知らせてくれる花です。

この本には、ヤルゴイ、子馬、四季、馬乳酒、ことわざ、なぞなぞ、詩など、モンゴルの自然や暮らしに親しめる題材が収録されています。

モンゴル語の本文、日本語訳、そしてモンゴル縦文字を並べて掲載しているため、モンゴル語学習者だけでなく、モンゴル文字を学ぶ方にも楽しんでいただける内容になっています。

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この本が生まれたきっかけ

この本の挿絵を描いてくださったのは、絵本作家の藤原道子さんです。

藤原さんは、ノタック教室が始まった頃の生徒さんでした。

当時、私はモンゴル文字を学ぶ教材として、内モンゴル大学のガラサンボンサグ教授によるキリル文字教科書を使用していました。

「せっかくなら、もっと親しみやすく、モンゴルらしい教材を作れないだろうか」

学習を進めるなかで、そんな話になりました。

そこで藤原さんが、草原の花や子馬、遊牧民の暮らしをやさしい色鉛筆画で描いてくださり、一冊の教材として形になったのが『ヤルゴイ』です。

改訂版に寄せた思い

『ヤルゴイ』は、モンゴルの四季、なぞなぞ、ことわざ、詩などを取り入れ、楽しみながら学んでいただけるように作った一冊です。

ページをめくる時間そのものも楽しんでいただけるよう、挿絵とともに大切に作りました。

今回の改訂版では、モンゴル文字をより大きく、各ページに掲載しました。

モンゴル文字を学習されている方にとって、読みやすく、また書きやすい一助となれば幸いです。

本の中身を少しだけ

本書の最初に登場するのは「ヤルゴイ」です。

ヤルゴイは春になると草原に咲く花で、家畜の良い飼料にもなります。遊牧民にとって身近な植物のひとつです。

「子馬」のページでは、モンゴルの草原で育つ子馬の姿が紹介されています。

長く美しいたてがみ、星のように輝く目、よく走る足など、子馬の特徴が短い表現で書かれています。

「四季」のページでは、モンゴルの一年の暮らしが紹介されています。

モンゴルの四季

春には、遊牧民が春の営地へ移動し、家畜の子どもが生まれます。

夏には、花や葉が色とりどりに咲き、家畜の群れは体力をつけます。

秋には、草が枯れ、水鳥が帰り、冬支度が始まります。

冬には、雪が降り、遊牧民は暖かい冬の営地へ移動します。

季節の変化とともに、遊牧の暮らしがどのように動いていくのかを、やさしいモンゴル語と日本語訳で学ぶことができます。

学びに寄り添う一冊として

『ヤルゴイ』は、教科書でもあり、小さな絵本でもあります。

モンゴル語を学ぶ方。
モンゴル文字を書いてみたい方。
草原の暮らしや文化に興味のある方。
美しい挿絵を楽しみたい方。

そんな皆さまの学びに寄り添う一冊になれば幸いです。

草原の花のように、ことばも少しずつ開いていきます。

ぜひ、ページをめくりながら、モンゴルのことばと風景を楽しんでいただければと思います。

『ヤルゴイ』改訂版

書き込みスペース付き
定価:1,500円+税

ご購入をご希望の方は、ノタックショップよりお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ
[email protected]

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次回は、『Mongolian Grammar 1』をご紹介します。