公宅静江さんのアルバムに残されていた、1930年代のシニヘンと思われる一枚の写真。牛とともに立つ4人のブリヤート女性たちの姿から、当時の呼倫貝爾草原に生きた人びとの暮らしと記憶をたどります。
2005年に行ったブリヤート人ライフヒストリー調査から、一人の女性が語った幼少期の記憶を紹介します。家族離散、移動、労働、再会への願いを、絵本のような図解として再構成しました。個人の記憶を通して、20世紀を生きたブリヤート人たちの歴史を見つめます。
公宅静江さんのアルバムをはじめ、寺田英子さんの書簡、岡本俊雄さんの写真アルバムや書簡、戦後のハイラル会の写真、思い出の手記、インタビュー、ビデオ映像などを手がかりに、ハイラルに残された記憶を整理しています。個人の記憶として残された資料が、少しずつハイラルの歴史を考えるための資料群として見えてきました。
公宅静江さんのハイラル時代のアルバムを手がかりに、1930年代の呼倫貝爾・ハイラルの記憶を少しずつ整理しています。2025年には、この資料の一部を研究会で発表し、その後、猿橋順子先生と共にプロジェクト報告としてまとめました。写真を一枚ずつ確認しながら、人名、場所、年代、そこに写る人びとのつながりを丁寧に読み解いていきたいと思います。
古書の中から出会った一冊のモンゴル語教科書『蒙古語四週間』を手がかりに、戦前期の日本におけるモンゴル語学習と、現在のモンゴル語教材について考えました。縦書きモンゴル文字を用いた古い教科書からは、当時の学び方や言葉への向き合い方が見えてきます。一方で、現在はキリル文字中心の教材、音声教材、オンライン教材、AIなど、学習環境は大きく変化しています。この記事では、古い教科書との出会いを通して、モンゴル語を「始めるための教材」だけでなく、「学び続けるための教材」の必要性について考えます。
2026年5月16日(土)、東京外国語大学府中キャンパスで開催された 日本モンゴル学会 2026年度春季大会 において、TOMFLに関する共同研究発表を行いました。
発表題目は、
「モンゴル語能力試験 TOMFL の評価項目の妥当性と受検者の学習背景」
です。
当日は、共同発表者の山田先生が発表を担当し、私は質疑応答の際に、ノタックモンゴル語教室での学習者支援やTOMFL受検支援の実践についてお答えしました。
ノタックでは、2012年の教室開設以来、モンゴル語学習者に向けた教育実践を続けてきました。2016年からは MONGOLIAN GRAMMAR を中心教材として活用し、日本人学習者向けに日本語訳および練習問題解答集の作成にも取り組んできました。2024年には翻訳教材を印刷・出版し、現在はノタックショップでも販売しています。